禁酒を始めて、「体がだるい」「頭が働かない…。」ネットで調べると「離脱症状」と「栄養不足」の両方が原因だと出てきて、「自分のだるさはいったいどちらなのか?」と不安になりますよね。
僕も「これはアルコール依存のせいなのか?」「ただ納豆を食べれば治るのか?」と混乱しました。結論から言うと、この二つは別々のメカニズムで起こる「複合的な原因」だと考えられています。
この記事を読むことで、だるさの原因を見分けるヒントが得られ、適切な対処法がわかります。
- 離脱症状によるだるさと、栄養不足によるだるさの明確な「特徴と違い」がわかる。
- 集中力低下やイライラなど、僕が経験した症状がどちらの原因によるものか判断できる。
- 急性期の離脱症状を安全に乗り切り、長引く栄養不足に対処する具体的な方法がわかる。

だるさの原因がわかれば、不安は消えます。僕と一緒に、だるさの正体を突き止め、前に進みましょう!
禁酒のだるさは「急性期」と「遷延期」で原因が分かれる
禁酒のだるさの原因は、急性的に起こる「離脱症状(脳のパニック)」と、遷延的に長引く「栄養不足(エネルギー不足)」の複合的なものだと考えられています。
倦怠感(だるさ)の原因の境界線
特徴 | 離脱症状による倦怠感(急性期) | 栄養不足による倦怠感(遷延期) |
---|---|---|
原因の正体 | 脳の興奮と自律神経のパニック | ビタミンB1など必須栄養素の枯渇によるエネルギー産生不全 |
発症タイミング | 禁酒後12時間〜48時間(急性期) | 数日〜数週間後(遷延期) |
主な特徴 | 動悸、発汗、手の震えなど、体が興奮しているサインを伴う | 疲労、易刺激性、記憶力の低下など、漠然とした不調を伴う |
僕の経験では、禁酒3日目〜4日目頃に感じた「音がうるさく感じるほどのイライラ」や「朝、体が鉛のように重い感覚」は、主に脳の興奮による離脱症状が強く出ていた時期だと考えられます。
一方、禁酒が続いてからも長引いた「仕事中の集中力の欠如」や「アニメを見ていても話が入ってこない」といった認知的な症状は、栄養不足(チアミン欠乏)が原因だったと推測しています。



体が興奮しているサインがあれば離脱症状。ぼーっとして集中できないなら栄養不足。両方に対処していくことが大切です…
離脱症状によるだるさ:脳の過剰興奮と「自律神経のパニック」


離脱症状によるだるさの正体は、脳がアルコールという抑制剤(ブレーキ役)に慣れた結果、ブレーキが急に外れて過剰に興奮している状態だと考えられています。
この興奮状態は、自律神経の活動亢進として身体に現れるとされています。発汗、血圧上昇、頻脈(脈が速い)といった、体が興奮し、不必要にエネルギーを消費しているサインを伴うことが特徴だと言われています。
【自律神経の活動亢進とは】
アルコールが抜けたことで、それまで抑えられていた脳の興奮が高まっている状態です。この興奮が、動悸、発汗、強いイライラ、そして手の震えといった、自律神経がコントロールを失ったような症状を引き起こすと言われています。
僕の体験として、仕事中に書類をパソコンで作成している際、周りの職員のお喋りの声がうるさく感じ、「ふざけんな、仕事しろよ」と余計なことばかり考えてしまい、集中力が完全に破壊され仕事が進まなかったのは、この離脱症状による神経過敏なイライラが原因だったと思っています。
この時期のだるさは、急性であり、通常は最初の数日〜1週間でピークを越えることが多いとされています。
- 原因: 脳の神経の過剰な興奮(自律神経活動亢進)。
- 特徴: 動悸、発汗、頻脈など、身体の興奮サインを伴う
- 僕の体験: 周りの雑談が音に敏感になるほどのイライラを引き起こし、集中力も同時に破壊された。



動悸や発汗など「身体の興奮サイン」を伴うだるさは、急性期の離脱症状だと考えられます。
栄養不足によるだるさ:「記憶力と集中力の低下」がサイン
一方、禁酒によるだるさが長引く場合、主な原因は栄養不足、特にビタミンB1(チアミン)の枯渇にあるとされています。
アルコールの代謝は大量のビタミンB1を消費するため、慢性的な飲酒者は摂取量の減少、吸収の障害、体内の需要増大という三つの原因でB1が不足しやすい状態にあると指摘されています。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために不可欠だと言われています。
これが不足すると、脳へのエネルギー供給がうまくいかなくなり、その結果として疲労(だるさ)、易刺激性、記憶力の低下、集中力の欠如といった、漠然とした症状が長引くとされています。
僕が介護職の書類作成が手につかない、アニメを見ていても内容が頭に入ってこないと感じたのは、まさにこの栄養不足によるエネルギー不足だったと考えています。
- 原因: ビタミンB1の枯渇による脳と体へのエネルギー供給不足。
- 特徴: 疲労、易刺激性、記憶力の低下、睡眠障害など、非特異的で長引く不調。
- 僕の体験: 介護職の書類作成や内容理解が困難になるなど、認知機能に影響が出た。



集中力や記憶力の低下が長引く場合は、ビタミンB1など栄養不足によるだるさを疑いましょう。
だるさの両方に対処する:僕が実践した「栄養+SNS」戦略


離脱症状(急性期)と栄養不足(遷延期)の両方に対処することが、禁酒継続の鍵です。僕自身も、急性期を「ひたすら休む」で乗り越え、遷延期を「食習慣の改善」で乗り越えました。
離脱症状(急性期)への対処法:「休む」と「仲間と繋がる」
- ひたすら休む: 強いだるさやイライラがあるときは、横になることを自分に許可する。飲酒欲求に負けないために、僕がやっているSNSで禁酒記録の仲間と繋がることも有効です。「一人じゃない」と感じるだけで、脳のパニック状態は和らぎます。
- ルール設定: 僕の真の問題は飲み始めると止まらないことでしたが、最悪の事態を防ぐために「飲んでも1杯だけ」といったルールも検討しています。飲酒欲求は必ず弱まると信じています。
僕自身、禁酒に挑戦して2ヶ月間続けているんですが、SNSで記録をつけるようにしてから、飲酒欲求に勝てる気がしています。
最初は投稿するのが恥ずかしくて、2ヶ月間アカウントだけ作って何も発信できていませんでした。
でも、いざ始めてみると、同じように禁酒を頑張っている人が結構いて、投稿に「いいね!」をつけてくれたりするんですよ。
これが「一人じゃないんだな」と感じられて、すごい励みになっています。
自分の頑張りが可視化されるから、モチベーション維持にも繋がっています。失敗が多い僕でも、やらないよりはやった方が絶対に飲酒欲求に勝てる回数が増えると思っています。
SNSで禁酒記録をつけることで、必ず飲酒欲求を抑える手助けとなります。SNSでの禁酒記録については、【禁酒が続かない人へ】挫折寸前だった僕がSNSで禁酒を続けられた理由【実録】で詳しく解説しています。


栄養不足(遷延期)への対処法:「B1を摂る」
長引くだるさに勝つためには、エネルギー代謝を再始動させるビタミンB1の補給が不可欠です。
- 僕の行動: 禁酒開始後、毎朝納豆を食べる、豚肉(ヒレ肉)を積極的に摂るようにしました。この食習慣の改善によって、ブログの記事作成で5時間没頭できるほど最終的に作業に集中できるようになり、また、イライラも少し緩和されたと感じています。文章が出てこない時でも「仕方ない、休憩しよう」と思えるようになりました。
- 僕の課題分析: 僕の場合、酒を飲むとテンションが上がりまくり、会話もできないのに饒舌になり、飲むスピードも加速的に上がる傾向があり、これは普段抑圧している感情が一気に解放されるためだと自己分析しています。離脱症状が強い時、つまり精神的に不安定なときほど、この解放感を求めて飲みたくなると気づきました。
- 補給のヒント: B1を効率よく摂るには、豚肉(特にヒレ肉やモモ肉)、うなぎ、たらこ、玄米、大豆製品(納豆など)を僕は意識しています。
まとめ
だるさの原因を見分け、適切な対処で禁酒を継続しよう
禁酒のだるさは、脳の興奮と栄養不足という異なるメカニズムが複合して起こると考えられますが、どちらも体が回復に向かっているポジティブなサインです。(好転反応)
- 急性期(1〜3日目)の激しいだるさや動悸は、脳の離脱症状が主な原因。
- 遷延期(長期化)の集中力や記憶力の低下は、ビタミンB1の不足が主な原因。
- 僕が毎日納豆と豚肉を摂り、自宅で飲まないという目標を継続できているのは、原因を突き止め、栄養と休養を適切に与えている成果だと信じています。
あなたのそのだるさが、どちらのサインに近いかを確認し、まずは納豆か豚肉のどちらかを食べることから始めてみましょう。僕と同じように、家にいるときは飲まないという進歩を積み重ねていきましょう。
僕たち20代後半〜30代の介護職にとって、だるさの解消は将来の不安解消に直結します。禁酒で生まれた時間と余裕を、僕がどのように投資や自己成長に繋げているかは、【禁酒の効果】禁酒は最高の自己投資だった!お金と時間でスキルアップする方法で紹介しています。


そして、僕が禁酒でできた時間とお金でやっているのが、投資・資産形成です。始めた理由は、年金だけでは老後に不安があったこと、実質賃金が30年低下している等いろいろと将来に不安があったからです。今の僕の目標は、安定して月10万円を投資に回し続けることです。
路上で寝るような浪費癖を直すためにも、お金の管理は必須です。失敗も多いですが、僕と同じようにお金や時間に余裕がないと感じるなら、スマホで5分でできる簡単なことから資産形成を始めませんか?
僕が実際に始めている初心者向けの投資商品(投信・ETF)や口座開設のステップを覗いてみませんか?
詳しくは、【禁酒の効果】貯金だけじゃもったいない!浮いたお金で始める、未来を変える「投資」の話で紹介しています。





僕もまだ20代後半の介護職として、禁酒に挑戦して2ヶ月目の初心者です。僕も失敗を繰り返していますが、僕たちの未来は、僕たちが今、行動するかどうかで決まります。 この辛さを乗り越えたあなたなら、お金に余裕のある未来を必ず掴めると僕は信じています。
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