「またお酒飲みたくなってきたな…」。禁酒を始めてたった3日目にして、そんな弱気な自分が顔を出しました。きっとあなたも、同じような気持ちになったことがあるのではないでしょうか。
- 禁酒を始めて、早くも「たった1杯」の誘惑に負けそうになっている
- 「0か100か」の極端な思考に陥って、心が折れそうになっている
- 禁酒を継続するための、新しい考え方を探している

今回は、僕が「たった1缶」の誘惑とどう戦ったのか、そしてその時に僕を救ってくれた考え方をお話します。この記事を読めば、心が軽くなり、挫折の危機を乗り越え、禁酒を続けるためのヒントが見つかるはずです。
「1缶くらいなら…」甘い誘惑に負けそうになった話
「たった1缶くらいなら、飲んでもバレないよな…」
疲れたし、今日少し残業もしたし、頑張った自分にご褒美をあげたい。
まだ3日目だし、どうせ明日からまた始めればいいか。そんな甘い考えが頭から離れませんでした。
テレビやネットで目に入るお酒のCMや、人が楽しそうに飲んでいるシーンを見るたびに、その気持ちはどんどん膨らんでいきました。
お酒を飲んでダラダラ過ごせば、リラックスできるし、最高の息抜きになる。しかし、僕は知っていました。
ここで飲んでしまうと、また同じことの繰り返しになることを。過去に何度も経験したように、「1缶だけ」で済むはずがないのです。
「どうせ飲んでリセットするなら、明日から再開する前に飲めるだけ飲んでおこう」と、結局2、3缶と飲みすぎてしまう。頭では「ダメだ」とわかっているのに、飲みたい気持ちが止められない。
そんな葛藤が、延々と続いていました。
なぜ「たった1缶」が危険なのか?僕が気づいた落とし穴
なぜ僕は「たった1缶」の誘惑にこんなにも弱いのか。それは、この甘い考えが、禁酒全体を台無しにする「引き金」になりかねないからです。
「明日から再開すればいい」という考えは、結局「今日は飲む」という自分への甘えに過ぎません。
頑張る前に「いっぱい楽しんでおきたい」という気持ちが、再び飲酒習慣へと引き戻してしまうのです。
1日目はあんなにやる気に満ちていたのに、たった3日で「目の前の快楽」に負けそうになっている。それは、僕が「ご褒美」という名目で、これまでの頑張りを簡単に手放そうとしていたからでした。
「0か100か」の極端な思考から「今日だけ頑張る」にシフトした話


「1缶飲んだら、もう終わりだ」—過去の僕は、いつもこの極端な思考に陥っていました。
完璧に禁酒できなければ、すべてが無意味になる。だからこそ、「たった1缶」を飲んだ瞬間、「どうせもう失敗だ」と開き直り、結局飲みすぎてしまう。
でも、この3日目の誘惑に直面して、ふと気づきました。大切なのは、「0か100か」の完璧主義を手放すこと。
「たった1缶」を飲んでしまうと、その日は禁酒失敗。つまり、「禁酒0日目」に逆戻りです。でも、その誘惑に打ち勝てば、僕は「禁酒3日目」を達成できる。
たった一日を乗り越えるだけで、僕は「禁酒2日目から、禁酒3日目になった」という、紛れもない事実と自信を手に入れられるのです。
過去に何度も「明日から禁酒すればいい」と自分を甘やかし、結局失敗してきました。だからこそ、僕は知っています。
明日からの禁酒は、永遠にやってこない。
今日頑張らなければ、明日はもっと頑張れない。今日を乗り越えることこそが、未来を変える唯一の方法だと、心の底から理解しました。
だから僕は、「たった1缶」の快楽よりも、「禁酒3日目を達成する」という今日の価値を選びました。この小さな成功が積み重なっていくイメージこそが、僕を奮い立たせる最大の原動力になったのです。
それでも禁酒を続ける理由
禁酒3日目にして心が揺らいだことで、僕は再び初心を思い出しました。
僕が禁酒を続ける本当の理由は、泥酔して後悔する自分を変えるためです。
深夜に友達へ迷惑なLINEや電話を大量に送ってしまうこと、路上で寝て財布を盗まれてしまうこと、そして泥酔して金遣いが荒くなり、気づけば10万円も使ってしまっていることも。
これらの嫌な現実を、もう二度と繰り返したくない。
完璧な人間になるためではありません。少しずつでも成長する自分になるためです。
毎日、「今日だけは頑張る」という小さな成功体験を積み重ねることが、僕にとっての禁酒のモチベーションを維持する一番の燃料です。
もし明日挫折したとしても、今日まで3日間頑張れたという事実は消えません。この小さな成功こそが、僕を未来へ進めてくれる力になると信じています。
解決策:3日目の「1缶」の誘惑を乗り越えるために僕がやったこと


- 「明日から」という思考を捨て、今日だけ頑張る
- 「0か100か」の完璧主義を手放す
- ブログやSNSに記録し、行動を可視化する
これらは、誰もがいますぐできる考え方のヒントです。
この詳しい方法や僕が実践したことについては、こちらの記事にまとめました。もしよければ、あなたの今日一日のヒントにしてみてください。


まとめ:最後に、今同じように頑張るあなたへ
禁酒は、完璧じゃなくていい。時には「たった1缶」が誘惑となって、心が揺らいでしまうことは、誰もが通る道です。
でも、その誘惑に打ち勝つことで、あなたはまた一歩、新しい自分に近づいています。大事なのは、また明日からと考えることではなく、今日だけ頑張るという意識を持つことだと思います。



僕もまだまだ道半ばです。でも、もしこの記事があなたの小さな一歩のきっかけになれたなら、とても嬉しいです。
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