「禁酒、頑張ってたのに失敗しちゃった…」
「せっかく続けたのに、また振り出しに戻ってしまった…」
と、自己嫌悪に陥っていませんか?実は、私も禁酒を始めて20日目で失敗したことがあります。
もう自分には無理だと諦めそうになりました。でも、失敗は終わりではありません。
むしろ、立ち直り方を知ることで、さらに強く再スタートを切ることができます。ほんとに・・・まじで思い返すときっつってなるけどね
- 失敗した自分を責めずに済む考え方がわかる
- 失敗から学んで次へと活かす具体的な方法がわかる
- 失敗を乗り越え、前向きに再スタートを切るためのヒントが得られる

僕が禁酒で失敗したときに立ち直った方法をこの記事で紹介していきます。この記事を読んで、また一緒に前に進みましょう。
この記事の結論3選
まず、この記事の結論を3つにまとめます。
- 禁酒の失敗は、あなた自身がダメなのではなく、「対策が不十分だった」だけ。
- 失敗を「データ」として分析し、次に活かすことが何より重要。
- 完璧主義を手放し、まずは「飲まない時間を増やす」という小さな成功体験を積み重ねる。
これは私のリアルな体験談なのですが、仕事の先輩との付き合いで飲んでしまいました。
失敗の原因は、飲み会に参加したことです。
先輩には「実は禁酒しているんです」と伝えたのですが、「冗談でしょ(笑)、飲まなきゃ楽しくないよ」と軽くあしらわれ、その場の誘惑に負けてしまいました。
その晩は「もうダメだ…」と自分を責め続けましたが、なんなら数日引きずってましたが、諦めませんでした。その先輩に、
「禁酒でやらかしてしまったこと」路上で寝たり、財布盗まれたり・・・
「精神的にその失敗でどれだけつらいか」
を、何回も、真剣に伝え続けました。
その結果、ようやく先輩に真剣さが理解され、「次からはノンアルで付き合うよ」「酒がない遊びにも行こう」と言ってもらえました。
この経験から、「真剣であることは、何回も伝え続けないと伝わらないんだ」と大きな教訓を得ました。
まだ1か月連続で禁酒できたことはありませんが、逆にこの出来事があって「次こそは」と強く思えるようになり、今も禁酒を続けています。
失敗した自分を責めないで!3つの心の立て直し方


一般的には、失敗したこと自体を責めずに、その感情を認め、次に活かすことが重要だと言われます。
しかし、頭ではわかっていても、心の底から自己嫌悪に陥り、どうしても自分を責めてしまうものです。言葉で言うほど簡単じゃないですよね。
僕の場合もそうでした。だからこそ、その責める感情も含めて「自分の正直な気持ち」と認め、そこから「もう二度とこの思いはしたくない」というエネルギーに変えることが大切だと気づきました。
僕は、自分が満足するところまでとことん自分を責め尽くして、そこから立ち直るという方法で再スタートを切りました。
具体的には、以下の方法で立ち直りました。
- 失敗を「データ」に変える
- 失敗は「想定内」と捉える
- 失敗した自分を認めてあげる
失敗を「データ」に変える
失敗した日、時間、場所、飲んだ状況などをメモしてみましょう。
「疲れていてつい…」「友人に勧められて断れなかった」など、感情的にならず、客観的に分析することで、次に取るべき行動が見えてきます。
僕がつい最近失敗したとき、自己嫌悪でいっぱいでした。でも、ふと冷静になり、何が起きたかをスマホのメモ帳に書き出しました。
「9月21日、Jフェス、午前10時」 「原因:事前に禁酒を伝えていたが、先輩が人数分おごりでビールを購入」
「引き金:先輩の『ノンアルノンアルw』という軽い冗談と、おごりを断れないという人間関係の葛藤」
こう書き出すと、「自分はダメな人間だ」という感情論ではなく、「回避策を上回るプレッシャーがあった」という具体的なデータとして見ることができました。
さらに深く分析すると、先輩は「普段楽しそうに酒を飲んでいる僕に対して、無理に我慢しなくてもいい」という一種の優しさからビールを渡したこと、
そして僕の禁酒に対する真剣さが伝わっていなかったことがわかりました。この人間関係の複雑な結果を理解できたことで、心が少し軽くなりました。



失敗の真の原因は、「人間関係を壊さずに禁酒を続ける」ための準備不足にあったと気づけたことが、この失敗から得た最大の教訓です。
失敗は「想定内」と捉える
禁酒はマラソンのようなものです。途中で転ぶことや、休憩が必要なことは自然なこと。
完璧に成功しようと思わないことが大切です。失敗を「想定内」と捉えるだけで、気持ちがぐっと楽になります。
私の場合、今回の失敗で禁酒の挑戦は優に10回を超えています。
「また失敗した…もう無理だ」と諦めかけましたが、逆に「10回も諦めずに挑戦できた自分はすごい」と発想を転換しました。
失敗を「禁酒を断念した回数」ではなく、「貴重なデータが10個集まった」と捉え直したんです。
完璧な禁酒を目指すのではなく、「昨日の自分より飲まなかったらOK」という緩い目標に変えたことで、「次」に挑戦するエネルギーが生まれました。
失敗した自分を認めてあげる
「失敗しちゃったけど、禁酒に挑戦しようとした自分は偉い!」と、まずは挑戦した自分を褒めてあげましょう。
自分を許してあげることで、再起へのエネルギーが生まれます。
今回の失敗で、居酒屋、バーと飲み続け、翌朝はベンチで寝落ち、スマホまでなくしました(幸い、警察署に届けられていましたが)。
この結末は本当に精神的にきつく、「もう二度とこの思いはしたくない」と強く思わされました。
最後に「挑戦した自分を褒める」なんて無理だと思いましたが、
「この最悪の失敗体験から、大きな教訓を得られた」とだけは認めました。
スマホ紛失という強烈な代償を払ったことで、「お酒を飲むことの怖さ」を再認識し、これが最大の再スタートの動力源になりました。
どうしても自分を責めてしまう、モチベーションが維持できないという方は、【初心者向け】もう挫折しない!禁酒のモチベーションを維持する5つの心理学的アプローチで具体的な5つの心理学的アプローチをくわしく紹介しています。


失敗から学ぶ!効果的な再スタートの切り方


再スタートは、原因を分析し、小さな行動から始めることが成功への鍵です。
- 失敗の原因を具体的に探る
- 対策を立て直す
- 小さな目標から再開する
1.失敗の原因を具体的に探る
「ストレスが溜まった時」「飲み会の誘い」「冷蔵庫にビールがある」など、何が引き金になったかを特定する。原因がわかれば、対策も立てやすくなります。
家ではお酒を買わず、晩酌の時間をブログ執筆に変えるなど環境は整備していました。
それでも禁酒が続かない。なぜだろう、と考えたとき、仲の良い先輩との週一ペースの飲み、他の人よりも多い飲みの誘いに気づきました。
仲間には禁酒を伝えていたはずなのに、飲みの誘いは減らない。ここで初めて、「僕が真剣にお酒に向き合っていることが、相手には全く伝わっていなかったんだ」という真の原因に気づきました。
また、失敗の共通点は、「飲みの誘い」と「相手に勧められると断れないこと」。
おそらく僕は、自己肯定感が低く、誘いを断って相手に嫌われるのが怖いのだと思います。
断っても嫌われることなんてない、と頭では分かっていても、誘惑に負けて飲んでしまう。これが僕の最も弱いトリガーでした。
2.対策を立て直す
原因に合わせて具体的な対策を立てます。例えば、「ストレス解消法を他に探す」「飲み会の誘いは断る、またはノンアルコールで参加する」「お酒は買わない」など、行動レベルで対策を立て直しましょう。
失敗の原因が「飲みの誘いを断れないこと」だとわかったため、僕は飲みの誘い自体を相手にさせないという、思い切った対策を講じることにしました。
具体的には、先輩や飲みの誘いが多い仲間に、「数か月間、飲みの誘いはしないでほしい」と伝えました。
その際、「禁酒は本気であること」に加え、「路上で寝た」「スマホをなくした」「お金を散財した」など、度重なる失敗による精神的なダメージを「マジきっつ。勘弁して」という正直な言葉で伝え続けました。
何回も繰り返すことで真剣さがようやく伝わり、最終的に「飲みの誘いはしない」「お酒のない遊びをしよう」と協力してくれるようになりました。
この時、「禁酒は意思の力だけではどうにもならず、お酒を飲まない仕組みづくりが大事だ」と強く再認識しました。
3.小さな目標から再開する
「明日からまた禁酒」ではなく、「今日は飲まない」という目標から始めます。「まずは3日間頑張る」「週末は飲まない」など、ハードルを下げて達成感を味わうことが大切です。
僕は再スタートにあたり、「今日だけお酒を飲まない」「飲みの誘いがあっても行かない、断る」という小さな目標から始めることにしました。
何回も失敗したおかげか、まだ4日しか経っていませんが、最初に禁酒を始めたときよりも、苦しい感じや我慢している感じはあまりありません。
失敗を繰り返したことで、少しずつお酒から離れられるようになってきたのだと思います。
最長禁酒期間は22日でした。まずはこの記録を塗り替えることを目標に、また頑張りたいと思っています。
「小さな目標で本当に変わるの?」と疑問に感じた方は、【禁酒成功への道】小さな目標が人生を変える3つの理由で、小さな目標が継続につながる具体的な理由をくわしく解説しています。継続のためのマインドセットが変わります。


禁酒失敗はあなただけじゃない!共感とサポートの重要性


禁酒の失敗は孤独な戦いではありません。同じ経験を持つ人や専門家のサポートを得ることで、成功率は格段に上がります。
- リアルな体験談に触れる(手軽で始めやすい)
- 専門家やコミュニティに頼る
リアルな体験談に触れる
ブログやSNSで「#禁酒」「#断酒」と検索し、失敗から立ち直った人の体験談を読んでみましょう。
特に、挫折や失敗を乗り越えた人の正直な言葉に触れることは、「自分だけが意志が弱いわけではない」「みんな同じように苦しんでいる」という安心感と共感を得る上で非常に大切です。
直近の大失敗(スマホ紛失と泥酔)の後、自己嫌悪でふさぎ込んでいたとき、SNSで同じような失敗談を探して読み漁りました。
その時、「失敗したけど、そこからまた立ち上がった」という多くの人のリアルな投稿を見て、心の底から安心しました。
特に、僕と同じように「人間関係で断れず失敗した」という投稿には、強く共感しました。
「あぁ、やっぱり自分だけじゃなかったんだ」と思えたことが、「もう一度頑張ろう」という前向きな気持ちに切り替える大きな力になりました。
失敗から立ち直るためには、この「孤独ではない」という感覚が何より大切だと実感しています。
専門家やコミュニティに頼る
禁酒がどうしても続かない場合は、アルコール依存症の専門医や自助グループに相談することも一つの手です。外部の力を借りることも、勇気ある一歩になります。
- 自助グループ(AAなど):同じ悩みを持つ人たちが集まり、お互いを支え合う場所です。
- 専門医やカウンセラー:アルコール依存症の専門医やクリニックに相談することで、医学的な見地からのアドバイスや治療を受けることができます。
この場合もSNSなどで実際に体験されている方のを見るのがいいと思います。初めてだと、やっぱり不安なものだと思います。
再スタートを加速させる!SNS発信のすすめ


禁酒の進捗をTwitterやブログなどで発信することは、孤独な戦いを避けるための非常に効果的な対策です。
お酒をやめると、それまで費やしていた晩酌の時間や飲み会の時間が手に入ります。
しかし、禁酒を始めたばかりのとき、この時間を持て余してしまい、「暇だからお酒を飲みたい」という気持ちになってしまう人は少なくありません。
実際僕もそうでした。「めっちゃ酒飲みてーわ暇すぎ・・・」みたいな感じでしたね。
この手持ち無沙汰な状態を埋めるためにも、ブログやSNSでの発信は非常に有効です。
この活動のおかげで、僕は家でお酒を飲むことは完全になくなりました。
まあ僕の場合、一番の問題は人間関係でしたが・・・。家での対策としては絶大な効果がありました。
- 共感と安心感: 同じように失敗し、再スタートした人の投稿を見て、「自分だけではない」という安心感と共感を得られます。
- モチベーション維持: フォロワーや「いいね」は、継続のための強力な動機付けになります。
- 監視の目: 公に宣言することで、自分を律する「監視の目」ができ、飲酒へのブレーキになります。



僕は下記のような感じでXで投稿しています。最初は、誰もいいねしてくれませんでした。それでもめげずに投稿を続けた結果、少しずつ「いいね」してくれる方が増えていき、今では2か月でフォロワーも194人に増えました。最初はただの記録でしたが、少しずつ自分の発信が誰かに届いていると実感でき、「孤独な戦い」ではなくなってきてるのかなと思います。
私は禁酒を始めてから、SNSで毎日「禁酒記録」を投稿し、フォロワーは194人になっていました。最近の大失敗で投稿を休止したとき、自己嫌悪でふさぎ込みました。
しかし、そこで「応援してくれていたフォロワーさんたちに申し訳ない」という気持ちが湧いてきました。「このまま終わったら、宣言した意味がない」と強く感じたことが、再スタートを決意する大きな力になりました。
失敗から立ち直るには、この「誰かの目を意識する」という繋がりが何より大切だと実感しています。
【禁酒が続かない人へ】挫折寸前だった僕がSNSで禁酒を続けられた理由【実録】で、失敗を繰り返す僕がどうやって禁酒を続けられるようになったのかを、実体験ベースで詳しく解説しています。挫折寸前の状態から立ち直るヒントが見つかるはずです….


まとめ
禁酒の失敗は、決して終わりではありません。それは、あなたが禁酒に真剣に取り組んだ証拠です。
立ち止まってしまった今だからこそ、冷静に失敗の原因を分析し、新しい対策を立てるチャンスです。
- 失敗は、原因究明と対策を立てるための貴重なデータ
- 完璧主義を手放し、小さな目標から再スタートする
- 一人で抱え込まず、同じ境遇の人や専門家を頼ることも視野に入れる
過去は変えられないけど、未来は変えられます。失敗した自分を許し、まず「今日一日だけは飲まない」と心に決めてみませんか?その小さな一歩が、きっとあなたの人生を大きく変えるきっかけになります。
立ち止まってしまったあなたの気持ちは痛いほどわかります。でも、大丈夫。お互いゆっくりと、また歩き出し頑張っていきましょう!



僕もまだまだ道半ばです。でも、もしこの記事があなたの小さな一歩のきっかけになれたなら、とても嬉しいです。
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