「投資に興味はあるけれど、何から始めていいか分からない…」「難しそう…」そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方におすすめしたいのが「配当投資」です。
配当投資は、長期的に安定した収入を得ることを目指せるため、初心者にとって取り組みやすい方法と言えます。この記事では、配当投資の基本的な仕組みから、実際に始めるための流れを分かりやすく解説します。
- 投資を始めたいけど、何から始めたらいいか分からない人
- 配当について知りたい人

この記事を読むことで、配当株投資の始め方を理解ができます。
改めて確認!「配当株投資」とは?


配当投資は、企業が株主に分配する利益の一部である「配当金」を受け取ることを主な目的とする投資スタイルです。
株式会社は、事業で得た利益を、会社の成長のために再投資したり、借入金の返済に充てたりしますが、その一部を株主へ還元することがあります。これが配当です。
配当金は、株を保有している期間に応じて、年1回や年2回といった形で支払われるのが一般的です。
株価の値上がりによる利益(キャピタルゲイン)と違い、配当投資は「株を保有し続けること」で得られる定期的な収入(インカムゲイン)を重視します。
配当株投資をより詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ!


初心者におすすめ?配当投資の魅力


配当投資が初心者の方におすすめできる理由は4つあります。
- 定期的な収入が見込める
- 長期投資に向いている
- 株価下落時の精神的な支えになる
- 企業の安定性を判断しやすい
定期的な収入が見込める
企業が配当を出し続ける限り、株を保有しているだけで定期的にお金が入ってきます。お小遣いや副収入のような感覚で、投資の成果を実感しやすいです。
長期投資に向いている
短期的な株価の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で企業を応援しながら投資できます。
株価下落時の精神的な支えになる
たとえ一時的に株価が下がっても、配当収入があることで、損失の一部をカバーできたり、冷静さを保ちやすくなります。
株価変動による暴落の対処法について知りたい方はこちらの記事がおすすめ!


企業の安定性を判断しやすい
長年安定して配当を出し続けている企業は、一般的に業績が安定していると考えられます。増配(配当が増えること)しているとより安定しています。



投資はリスクも伴います。企業の業績悪化による減配や無配のリスク、株価変動リスクがあることは理解しておきましょう。
配当投資を始める前の準備3選


配当投資を始める前に、以下の3つを確認しておきましょう。
- 投資の目的・目標
- 投資に回せる資金
- リスク許容度
投資の目的・目標
なぜ配当投資をするのか? 毎月(あるいは毎年)どのくらいの配当金を目指したいのか?
投資に回せる資金
生活防衛資金などを確保した上で、いくらまで投資に充てられるのかを決めましょう。無理のない範囲で行うことが重要です。
リスク許容度
どの程度の価格変動なら受け入れられるか、自分自身のリスク許容度を把握しておきましょう。



投資は余剰資金で行うことが大切です。そうすることで、暴落時でも落ち着いて対応することができます。
配当投資スタートまでの5ステップ


配当投資を始めるための具体的なステップを見ていきましょう。
- 証券口座を開設する
- 投資に回せる資金を決める
- 配当を出している銘柄を選ぶ
- 実際に株を購入する
- 配当金を受け取る
もしまだ、配当投資がどういったものかわからないという方は下記の記事が参考になります。


証券口座を開設する
まずは株式取引を行うための証券口座が必要です。インターネット証券なら、手数料が比較的安く、自宅から手軽に口座開設や取引ができます。
口座開設するために、まずは口座の種類を選びましょう。主に以下の3つがあります。
- 一般口座
-
株式や投資信託の売買益、配当金など、投資で得た所得に対して、自分で確定申告し、税金を納めます。
- 特定口座(源泉徴収あり)
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税金の計算や申告を証券会社が行ってくれるため、初心者の方におすすめです。
- NISA口座
-
投資で得た利益にかかる税金が一定期間非課税になります。配当投資と非常に相性が良い制度なので、積極的に活用を検討しましょう。
証券会社を選ぶ際のポイントは、主に以下の5つになります。
- 取引手数料
- 取扱銘柄(国内株、米国株など)
- NISA、積み立てNISAに対応しているか
- ツールの使いやすさ
- 情報提供の充実度
口座開設は、ウェブサイトから申し込むのが一般的です。マイナンバーカードなどの本人確認書類が必要になります。



複数の証券会社を比較検討し、ご自身の投資スタイルに合った会社を選ぶのがポイントです!
投資に回せる資金を決める
投資は必ず「余裕資金」で行いましょう。近い将来使う予定のあるお金や、生活に必要な資金を投資に充てるのは避けましょう。
最初は少額から始めることも可能です。日本の株式市場の通常の取引単位は100株(単元株)ですが、証券会社によっては1株から購入できる「単元未満株」を提供する会社もあります。
単元未満株なら、少ない資金から様々な企業の株に投資できます。
配当を出している銘柄を選ぶ
投資する企業を選びます。配当投資なので、配当を出している企業を選ぶことが大前提です。以下の4点を参考に銘柄を選んでみましょう。
- 配当利回りをチェック
-
株価に対して年間どのくらいの配当金が見込めるかの指標です。ただし、配当利回りが高いだけで飛びつかないことが重要です。無理な高配当は持続可能でない場合もあります。
- 業績や財務状況を確認
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企業の利益が安定しているか、借金が多くないかなどをチェックしましょう。企業のIR情報(投資家向け情報)などが参考になります。
- 配当の継続性を見る
-
過去に安定して配当を出しているか、できれば連続して増配している企業は、今後も配当を出し続ける可能性が高いと考えられます。
- 自分が知っている企業から探す
-
普段利用している商品やサービスの企業であれば、事業内容を理解しやすく、親近感も湧きやすいと思います。



企業の選定に迷う場合は、最初は誰もが知っているような大企業の株から検討するのもおすすめです。
実際に株を購入する
銘柄が決まったら、証券会社の取引ツールを使って株を購入します。注文方法は主に以下の2つがあります。
- 成行注文
-
値段を指定せず、「いくらでもいいから買いたい(売りたい)」という注文方法です。すぐに約定しやすいですが、想定外の価格で成立する可能性もあります。
- 指値注文
-
「この値段以下なら買いたい(この値段以上なら売りたい)」と値段を指定する注文方法です。指定した価格にならないと約定しない場合がありますが、思い通りの価格で取引しやすいです。



注文方法はどちらを利用しても大丈夫です。
配当金を受け取る
株を購入し、「権利確定日」に株主名簿に名前が載っていれば、配当金を受け取る権利を得られます。
権利確定日の2営業日前が「権利付き最終日」なので、この日までに株を購入しておく必要があります。
配当金の受け取り方法にはいくつか種類がありますが、多くの場合、登録した銀行口座に振り込んでもらう「株式数比例配分方式」を利用すると便利です。



NISA口座で投資している場合も、この方法を選ぶことで非課税のメリットを享受できます。
配当投資を続ける上でのポイント


配当株投資を続けていくために重要なポイントが以下の3つになります。
- 長期目線で考える
- 分散投資を心がける
- 定期的に情報収集する
長期目線で考える
価は短期的に変動しても、長期で見れば企業の成長とともに上昇したり、配当収入が積み重なったりすることで、安定した資産形成に繋がります。
分散投資を心がける
一つの銘柄に集中せず、複数の銘柄に分散して投資することでリスクを低減できます。
ポートフォリオ、分散投資について詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。


定期的に情報収集する
投資している企業の業績やニュースなどを定期的に確認し、必要に応じてポートフォリオを見直しましょう。



リスク管理の面で資産を分散する投資方法がおすすめです。
まとめ:まずは1歩踏み出そう
配当投資は、投資初心者の方でも比較的リスクを抑えつつ、長期的に資産を育てることを目指せる魅力的な方法です。
最初は分からないことだらけで不安があるかもですが、少額からでも始めてみることが大切です。
この記事を参考に、ぜひ配当投資への第一歩を踏み出してみてください。
ただし、投資には元本保証はありません。必ずご自身の判断と責任において行うようにしましょう。



まずは、始めることが大切です。行動に移していかないと何も変わらないで、ぜひこの機会に配当投資を始めていきましょう。1歩ずつ前に進めましょう!それでは!
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